インターネットが夜遅くなる理由とは?
速攻で解決する方法

はじめに

この記事を見ているということはあなたのネット環境はさぞ遅いことでしょう。ネットが遅くなる原因は住居の環境や機器の問題とさまざまです。この記事では原因から理解してもらい、それに対する解決策を紹介します。

夜にインターネットが遅くなる主な原因

1. 回線の混雑

夜になるとネットが遅い理由の一つは、「回線の混雑」です。特に多くの人がインターネットを利用する時間帯(主に夜間)になると、回線全体が混雑しやすくなります。この時間帯では、動画のストリーミング、オンラインゲーム、リモートワークなどが集中し、パソコンやスマートフォンで接続するユーザーが増えるため、ネット速度が夜遅いと感じる現象が起こります。マンションなどの集合住宅では特に顕著です。

特に18時〜0時の間がネット回線使用のピークになります。スマホをWi-Fiに繋げて使用したり、ゲームをしたり動画を見たりするためネット回線が渋滞します。

高速道路でイメージすると分かりやすいですね。ゴールデンウィークに道が渋滞して平日の夜中はガラ空きなのと同じです。

2. ネットワーク機器の性能不足

ネットワーク機器の性能不足も夜ネットが遅い原因の一つとして考えられます。ルーターやモデムの処理能力が低い場合、多くの端末が同時接続すると能力の限界を超え、通信速度が低下します。

特に古い機器を使用している場合や、最新の通信速度、規格に対応していない機器の場合は、夜間にネット接続が遅くなることがあります。最新の機器にアップデートすることも対策の一つです。

最近では回線自体がIPv6になりつつあるので、その回線が持つ本来の速度を活かせる機器を設置しなければもったいです。ルーター自体は1万円前後で購入できるので遅いと感じる方は検討しましょう。

3. サーバーの問題

利用しているサービスのサーバーが混雑していることも考えられます。例えば、動画配信サービスやオンラインゲームなど、人気のプラットフォームは夜間にアクセスが集中しやすく、その結果、サーバーの負荷が増えることでネット速度が遅く感じることがあります。これに対しては、利用する時間帯を調整したり、他の代替サービスを利用することで解決できることがあります。

よくゲームで「鯖落ち」という用語が使われますが、あれはサービス側のサーバーがアクセス集中によりパンクしてダウンしたり機能を制限したりすることを言います。こうなるとこちら側ではなくサービス側の問題になるので、正直どうしようもないです。

鯖落ちしたら詫び石くれにゃ!

4. プロバイダの接続状況

プロバイダの接続状況もネット速度が夜に遅くなる要因の一つです。特に光回線のプロバイダでは、ネット利用者が多い夜間にはプロバイダの帯域幅が逼迫しやすく、通信速度が低下します。

これは特に大規模なプロバイダや、利用者数が多いプロバイダで起こりやすい現象です。このような場合、プロバイダの変更や、IPv6の利用を検討することが有効な対策です。

IPv6とは簡単に説明すると「新しくできた有料道路」です。今まではIPv4という回線で多くの人々がネットを利用していましたが、利用者が増加しパンクする事が懸念されてきました。そうして新たに作られたのがIPv6です。なので、IPv4に比べてIPv6の利用者の方が少ない今だと、IPv6の方が快適にネットを利用できるという事です。

5. 集合住宅の場合

マンションやアパートなどの集合住宅の場合、1つの大元の回線を各部屋に枝分けしてインターネットを通しているので利用者が増える時間帯になると大元でパケット(通信)が詰まってしまうのでインターネット速度が遅くなってしまいます。

この場合、部屋に単独の回線を引くことで大幅に改善されますが大抵のマンションやアパートは回線の開通工事を許してくれません。なぜならひかり線を通すための穴を外壁から部屋内に開ける必要があるからです。

こうなったら詰みにゃ。
引越せにゃ!

速攻で解決する方法

1. 回線種類の見直し(IPv6の利用)

夜になるとネットが遅い原因として、プロバイダの混雑やサーバーの負荷が考えられます。この問題を解消するためには、回線種類の見直しが有効です。特に、IPv6を利用することによって、通常のIPv4よりも混雑が少ないため、ネット速度が夜遅いと感じることが減ります。

IPv6に対応したルーターやプランを選ぶことで、接続速度の向上が期待できます。IPv6は、夜だけネットが遅いという状況に対する有効な対策です。

今使っているルーターがIPv6に対応しているか要チェックにゃ!

2. ネットワーク機器のアップデート

ネット速度が夜になると遅くなる場合には、ネットワーク機器の性能も見直してみましょう。古いルーターやモデムを使用していると、性能不足で速度低下が起こることがあります。

最新の機器にアップデートすることで、パソコンや他の端末の接続が安定し、速度向上が期待できます。特に、夜ネットが遅いと感じる場合は、最新のWi-Fiルーターや有線接続も検討してみてください。

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3. プロバイダの変更またはプランの見直し

プロバイダの混雑が原因でネット速度が夜遅くなることがあります。こうした場合、プロバイダの変更やプランの見直しが速攻で解決する方法の一つです。プロバイダによっては、夜の時間帯に強いものもありますので、事前にリサーチして選びましょう。

また、現行のプランの見直しを行い、より高い速度を提供するプランに変更することで、マンション夜ネットが遅い問題が解消されることもあります。

機器を新しいものに入れ替えても速度が改善しない場合はプロバイダの問題である可能性が高いです。結局プロバイダや回線がネット通信の大元にあるので、大元を改善しなければそれ以下にある問題は改善されません。

プロバイダは過去の障害履歴とかを見て信頼できるところを選ぶにゃ!

その他の対策

時間帯をずらす利用方法

夜になるとネットが遅いと感じる場合、混雑する時間帯を避けて利用するのも一つの対策です。特に22時〜23時の間は、インターネットを利用する人が多く、回線が混雑しやすい時間帯です。これを避けて、早朝や深夜の時間帯にネットを利用することで、ストレスのなくインターネットを利用する事ができます。

動画のダウンロードやPCゲームのアップデートなど、大量のデータ通信が必要な作業は、このような時間帯に行うことが効果的です。

有線接続の検討

マンションでは特に、Wi-Fi接続による干渉が原因で、夜ネット遅いと感じることがあります。このような場合、有線接続に切り替えることで、ネット速度夜遅い状況を改善することができます。パソコンにLANケーブルを直接接続することで、Wi-Fi特有の信号干渉を避け、より安定した接続が可能となります。

もし、有線接続の場所が遠い場合は、PowerLineアダプターなどを利用して、家の電源コンセントを通じてインターネット接続を行う方法もあります。これにより、夜ネットが遅いと感じることなく、快適にインターネットを利用することができます。

まとめ

インターネットが夜遅くなるのは「利用者が増えて回線やプロバイダが逼迫するから」です。または「利用しているサービスのサーバーが逼迫している」かです。回線やプロバイダの問題に関しては利用者側で変更したり対応ができますが、サービス側の問題の場合はどうすることもできません。

機器や回線、プロバイダなど利用者側で対応できる箇所が原因の場合は1つづつ切り分けて速度改善を図りましょう。それ以外の場合は利用する時間をずらすなどの工夫が必要です。

インターネットを高速化して快適なライフを送りましょう。

インターネットばかりやってないでリアルを生きろにゃ!