【初心者もできる】
SEO対策のやり方を全まとめ!
上位表示に必要な方法と効果を解説

はじめに

この記事は初心者も実践できて、中堅〜上級レベルの方も再確認することでSEO対策の見直しができるような内容を筆者の経験から得た知識でまとめました。

わかりやすいようにレベル別でSEO対策の方法と効果を順番に紹介しますので、実践&再確認の参考にしていただければ嬉しいです。

SEO対策の基本をおさらい

まずSEO対策とは?

SEO対策とは、”Search Engine Optimization”(検索エンジン最適化)の略で、ウェブサイトが検索結果の上位に表示されるように工夫する施策のことを言います。

これから紹介するSEO対策をすることで、サイトの使いやすさや見やすさの向上、検索エンジンからの自然流入(オーガニックトラフィック)を増やせる可能性がアップします。

SEO対策は、ユーザーにとって有益なコンテンツを提供することと、検索エンジンのアルゴリズムに適合した技術的な対応を両立させることが重要です。

SEO対策の重要性

検索エンジンからの自然流入は、広告に頼らず長期的なアクセス数を持続できるので、安定したアクセス数を稼ぐことのできるサイトの構築に必要不可欠な要素です

特に、検索結果の上位に表示されることで、ユーザーの目に留まりやすくなり、クリック率(CTR)やコンバージョン率(CV率)の向上も期待できます。

また、検索エンジンのアルゴリズムは、ユーザーにとって価値あるコンテンツを評価するため、SEO対策を通じてサイトのコンテンツ品質やユーザビリティが改善されることで評価が上がり、検索結果にの上位に表示されやすくなります。

SEO対策の種類

SEO内部対策

内部SEO(オンページSEO)とは、ウェブサイトの内部で行う最適化施策のことを指し、検索エンジンがコンテンツを正しく評価しやすくするために重要な施策です。

具体的には、各ページのタイトルタグやメタディスクリプションの最適化、適切な見出し(H1、H2など)の使用、画像のAlt属性の設定、内部リンクの構造改善、コンテンツの質の向上、そしてモバイルフレンドリー(レスポンシブ対応)なデザインの採用などが挙げられます。

また、ページの読み込み速度やユーザーが使いやすいと実感するような仕組み作りも重要な要素です。内部SEOを強化することで、検索エンジンがウェブサイトをより適切に評価できるようになり、結果的に検索結果での上位表示が期待できます。

SEO外部対策

外部SEO(オフページSEO)とは、ウェブサイト外部で行う最適化施策を指し、主に他のサイトからの評価を高めることを目的としています。

最も代表的な外部SEOの施策は「質の高い被リンクの獲得」です。他の信頼性の高いサイトから被リンクを得ることで、検索エンジンはそのサイトを「権威がある」と認識し、検索結果の上位表示につながります。

また、SNSでのシェアも外部SEOの大切な要素の一つです。SNSシェアはサイトの認知度を高め、自然流入の増加にもつながります。

外部SEOは、コンテンツの質と信頼性を強化するための重要な手段なので、内部SEOと合わせて効果的に行うことで、検索エンジンからの評価を総合的に向上させることができます。

【レベル別】SEO対策のやり方

これから初心者でも実践できる施策を紹介していきます。

なるべく専門用語が出ないようにしていますが、わからない場合は別の解説ページのリンクを貼るなどしておきますので、そちらで解釈していただけると幸いです。

【レベル0】全体を通して”読み手”を意識しよう

SEO対策をしていく上で忘れてはいけないのが「読み手」がいることです。専門的な知識をつけていくとついつい読んでくれるユーザーのことを忘れて様々な施策をサイトに盛り込んでしまい、結果的にわかりづらいサイトになってしうケースがよくあります。

前提として、SEO対策はサイトの検索順位を上げるための施策で、そのためには読み手となるユーザーがいなければ成り立たないということを忘れずに、SEO対策をしていきましょう。

【レベル1】サイトのテーマを決めること

サイトのテーマを決めておくことで一貫性が出て、結果的に検索エンジンから見て信頼できるサイトと評価される要因の一つになります。

もしもあなたが筋トレについて調べているとして、「筋トレ専門サイト」か「まとめサイトの中の1記事」が検索結果にあるとしたらどちらを閲覧しますか?

私なら圧倒的に「筋トレ専門サイト」を選びます。おそらくみなさんもそうでしょう。

1つか2つくらいのカテゴリで統一されている専門サイトの方が圧倒的に閲覧される機会が多いです。というのも、人も検索エンジンも信頼性で判断してサイトを選んでいるので、テーマに一貫性のあるサイトの方が優位という事になります。

テーマを決めるのに悩んでいる方は、まず自分が得意なことや知識をたくさん持っていることをリストアップしてみてください。その中からテーマを選べば、コンテンツ作成の際のネタづくりに困ることはありませんし、バックボーンがあることで信頼性や厚みが出ます。

【レベル1】ペルソナを決めておく

ペルソナとは、商品やサービスのターゲットとなる典型的なユーザー像を具体的に描いた架空の人物のことを指します。詳細なプロフィールを設定することで、コンテンツ作成の際に、そのユーザーのニーズに合った戦略を立てやすくなります。

最初のうちにペルソナを決めておくことで、ブレることなくニーズに対応したコンテンツを作成し続けることができるので、ざっくりでもいいので作っておくといいでしょう。

とりあえず作りたいけどわからないという方は以下をリストアップして「だいたいこういう人が自分のサイトを見るんだな」と想像してみてください。

  • 年齢
  • 性別
  • 職業
  • 趣味
  • 価値観
  • 課題

【レベル1】コンテンツのテーマを決める

先ほどの「サイトのテーマを決める」に似ていますが、今回はコンテンツのテーマです。1記事単位のテーマを決めていきます。

例えば今読んでいるこの記事のテーマは「初心者でもできるSEO対策のまとめ」です。どうやってテーマを決めるかというと、方法は様々ですがSNSのトレンドや自分が得意な物事もテーマになり得ます。

テーマはなんでもいいというわけではありません。しっかりとトレンドを押さえたり、キーワードプランナーで月間検索ボリュームを調べたりして、アクセス数の見込みがある程度ありそうなテーマにしましょう。

無闇に選んでしまうと誰の検索結果にも表示されないような記事になってしまうので、「このテーマなら見てくれる人が大体このくらいはいるだろう」と見込みんで検討しましょう。

【レベル2】GA4とサーチコンソールにサイトを登録

GA4(Google Analytics 4)とGoogleサーチコンソールは、Googleが提供するウェブ解析ツールで、ユーザーの行動やウェブサイトのパフォーマンスを分析するためのプラットフォームです。

簡単に言えば、アクセスがいつどのくらいあって、どのページが人気なのかを目で見て確認できるレポートツールです。SEO対策をするためには自分のサイトのアクセス数などを参考にしなければいけませんので、こういった解析ツールは必要不可欠というわけです。

また、このデータから競合サイトの分析を行うことも可能です。競合にあって自分に無い要素や、後の逆を見つけて対策を考えることも重要です。

初期登録さえできれば、あとは自動で解析をしてくれるので長期的に管理をする手間はありません。ほとんどの機能が無料で使用できるので、必ず設定しておきましょう!

【レベル2】対策キーワードを見つける

「【レベル1】コンテンツのテーマを決める」で決めたテーマを軸に対策キーワードを決めます。

例えばテーマが「初心者でもできるSEO対策のまとめ」とするならこのテーマに合うキーワードは「SEO対策」や「SEO対策 まとめ」などです。ただ、これらのキーワードはビッグキーワードと言われていて競合が多く、これから新規で記事コンテンツを作成しても勝ち目がありません。

思い浮かんだキーワードの競合や月間検索数がどれくらいのボリュームかを見てロングテールにするのかミドルにするのかを検討します。

ロングテールとは大きなキーワードに対して、その後ろにより詳細なキーワードをつけたものです。例えば「筋トレ」というキーワードだと競合が多く、個人だけではなく企業も参入してくるので今から記事を書いたとしても様々な要素で勝てません。なので「筋トレ 初心者 自宅」などキーワードを長くすることで検索ボリューム自体は下がりますが、その分競合が少なくなり一定のニーズを確保することができます。

この戦法は初心者でも扱いやすいので、こういったテクニックを絡めながら自分のサイトに見合ったキーワードを探しましょう。

【レベル2】コンテンツのタイトル選定

選んだキーワードを盛り込みつつ、「読みたい!」と思わせるようなタイトルを考えましょう。

人を惹きつけることをリードと言いますが、いかに初見でリードが取れるかが重要になってきます。

例えば…

  • 【初心者でもできる】SEO対策の方法10選をまとめて解説!
  • SEO対策の方法を解説!初心者でもできるので必見!

この2つだとしたらどちらをクリックしますか?

私なら「【初心者でもできる】SEO対策の方法10選をまとめて解説!」をクリックします。

この記事タイトルの目的は「初心者に対してSEO対策を解説する」ことなので、文頭に「初心者でもできる」をつけることで記事内容のハードルが初心者向けなんだなという認識をユーザーに一目で与えます。

その次に「SEO対策の方法10選」と続きますが、これは具体的な方法が10個あるということを伝えることで「10個なら試してみようかな」という読むハードルを下げるような効果があります。

それに比べて、ただ「方法を解説」だと中身のハードルに疑問が生じます。あらかじめユーザー側が記事に対して抱く難易度や読むこと自体へのハードルを下げてあげることでクリックしてもらえる可能性が上がります。

【レベル3】文法を意識したライティング

記事コンテンツの中身を作るにあたって、ただただ書き進めれば良いというものではありません。

ここでもユーザーがどう読み進めるのかを意識して、簡潔にまとめるようにしましょう。

記事コンテンツでよく使用される文法に「PREP法」があります。

PREP法とは…

  • P=Point(結論)
  • R=Reason(理由/結論の根拠)
  • E=Example(事例、具体例)
  • P=Point(結論を繰り返す)

この文法は結論をはじめに伝えることで離脱を減らし、その次に理由を伝えることで説得力が生まれ、その先も読み進めやすくなるという効果があります。

よくあるライティングのミスとして、結論に至るまでに10分以上もかかるような構成にしてしまうことがあります。これだと1分持たずに離脱されます。WEBで情報収集したい人はそんな悠長に文章を読みません。結論から伝えれば「なんでそうなるの?」と次の文章にも興味を持ち、読み進めてくれる可能性が上がります。

他にも文法は様々ありますが、まず扱いやすくブログなどに合いやすい「PREP法」を覚えることをおすすめします。

【レベル3】内部リンクで構造化を意識する

内部リンクとは自分のサイト内の別のページリンクを貼り付けて結び合わせることを言います。

関連した記事コンテンツ同士を内部リンクで結ぶことで、網羅性が上がり記事やサイト自体の専門性という評価を上げることができます。その結果、検索エンジンからの評価が上がり、検索結果上位が上がります。

ユーザーも関連記事がわかりやすくなり、サイト回遊を促すことができます。

応用テクニックとして「トピッククラスターモデル」という内部リンクを駆使したコンテンツ構成方法があります。別の記事で詳細は解説しますが、このテクニックは1つのまとめ記事のようなページを作り、そこから枝分けするかのように詳細な情報を載せたページを内部リンクで結ぶことで、頂点のまとめページのパワーが上がり検索結果に大きな効力を出すことができるのです。

構成をあらかじめ考えて記事を作っていく必要があるので、それなりにリソースを使いますが効果は大きいです。

【レベル3】アイキャッチ画像にこだわろう

アイキャッチ画像とはコンテンツの顔とも言える画像のことで、サムネイルとも呼ばれています。

SNSへコンテンツを共有した際にカードとして表示されるので、アイキャッチに力を入れているサイトも多くなりました。

他にもGoogleの検索結果に表示されるので、クオリティの高い画像を作ると効果的です。

以下のことに気をつけて作ってみましょう!

  • タイトルとリンクさせることを忘れずに。
  • 一目で内容がなんとなくわかるように文を入れる。
  • 目を惹く配色やレイアウトを心がける。

アイキャッチ画像も人を惹きつけるリードが目的なので、ユーザー側の気持ちになって伝わりやすい、目を惹く物を作りましょう。

【レベル4】パンくずリストを設置しよう

パンくずリストとは一般的にページ上部に表示するサイトのナビゲーションのような役割を持つリストのことです。ユーザーが今どのページにいるのかを確認することができ、サイト内を迷わず回遊できるようなリストです。

ユーザーに対してだけではなく、検索エンジンのクローラーに対しても有効で、クローラーがサイト内を回遊する際にページの情報を適切に認識し、評価してくれる要素になるのでパンくずリストは設置した方が2面的に良いことしかありません。

コードで作成するパターンとWordPressならプラグインで実装することもできるので、そこまでハードルは高くないかと思います。

おすすめのプラグインなど紹介する予定なので、別記事の公開をお待ちください。

【レベル4】SNSにリンクさせるならOGPを意識しよう

アイキャッチ画像の紹介で少し触れましたが、昨今SNSでのリンク共有をする機会が多くなりました。Xの場合だとリンクの情報を拾い、カードとしてアイキャッチ画像を表示してくれる機能があります。

この際にOGP画像を適切に設定していないとせっかく作ったアイキャッチ画像が認識されずカードになりません。WordPressならプラグインで自動化できますし、コードでも設定することが可能です。

Xのカードにすることを想定するならサイズにも注意が必要で、カードサイズと差がある場合は一部はみ出てしまう場合があるので、あらかじめXのカードサイズを把握しておきましょう。

【レベル4】サイトマップを作成しよう

サイトマップとはサイト全体のリンクや繋がりを表したもので、サーバーにアップしておくことでクローラーが認識し、サイトの構造を把握してくれます。その結果、サイトの構造化や関連性などを適切に評価してくれることになり評価が上がります。

一般公開しているサイトもありますが、クローラー用のファイルだと考えていただいて結構です。無料でサイトマップを自動生成してくれるサイトがあるので、そちらで作成したファイルをサーバーにアップロードするか、WordPressの場合ならプラグインでも対応できるので、設定しましょう。

こちらもハードルはそこまで高くないので、早めに対策しておくことでクローラーからの評価を上げることができます。

【レベル5】サイトレポートから次の動きを考えよう

GA4やサーチコンソールなどのレポートツールでアクセス数や検索で表示されたクエリ(キーワード)などを調査することで、次にすべき対策や施策を考えるヒントになります。

例えば「SEO対策」というキーワードで検索結果に表示された回数が多くてアクセス数が少ない場合、タイトルやアイキャッチ画像など最初に目に入る要素を改善することで、そのページのアクセス数が変化する可能性が見込めます。

こういった数値を参考にして、次に何をすべきかを考えることが長期的にブログを続ける上で必須になってくるので覚えていきましょう。

【レベル5】定期的にリライトをしよう

リライトとは記事コンテンツの内容やタイトルなどを加筆修正することで、そのページの質を向上させることが目的の施策です。ただ、リライトをしたからといって必ず検索結果の上位に表示させれとは限らず、逆に下がるケースもありえます。

なので、リライト前とリライト後でしっかりABテストをして、そのコンテンツのニーズにあった表現方法を見つけましょう。

リライトは質を上げるだけではなく、そのページを更新することも目的の一つとしています。更新することで検索エンジンのクローラーがコンテンツの新鮮さを評価し、検索結果に良い影響を与える可能性があります。

決められた周期でリライトをすることを意識すると、サイト全体の情報の新鮮度が上がり評価されやすくなるので、いつどのページをリライトしたかをタスク管理ツールなどで管理すると良いでしょう。

SEO対策以外にPVを上げる方法

MEO

MEOは、GoogleマップやAppleマップなどの地図エンジンでの検索順位を向上させるための手法です。

例えば、「東京 レストラン」「大阪 美容院」といった地域に根ざしたキーワードでの検索時に、上位に表示されるよう工夫します。MEOはSEOと異なり、地域性を強く反映した検索での順位向上を狙うため、特にローカルビジネスやローカルの情報を提供するようなブログ型のサイトにとって非常に効果的です。

SEO対策とは全く別の対策方法ですが、地域に特化したようなサイトではかなり有効な施策ですので、自分のサイトにマッチするなら積極的に対策していきましょう。

リスティング広告

リスティング広告は、検索エンジンの検索結果に表示されるクリック課金型広告のことです。

ユーザーが特定のキーワードで検索した際に、その検索意図に合わせた広告が表示されるため、高い意欲を持ったユーザーに直接リーチできるのが特徴です。

Google広告やYahoo!広告が代表的なプラットフォームで、広告主はキーワードに入札を行い、検索結果に応じて広告が表示される仕組みです。

こちらは長期的に対策することでジワジワと効果が現れ、サイトの資産になるSEO対策とは異なり、キーワードを入札すればすぐにでも効果が現れるのが最大の特徴です。

メリットとして、立ち上げたばかりのサイトでもある程度のアクセス数を稼げるわけですが、入札を辞めてしまうと検索結果への表示は止まってしまうので継続的にコストを支払続けなければ長期的な効果を維持することはできません。

ビジネスでピンポイントで使用するのは効果的ですが、コストをかけたくない又は長期的な流入で安定させたいという場合にはSEO対策の方が優位です。

まとめ

初心者でもできる範囲のSEO対策をまとめましたがいかがでしたでしょうか。

SEO対策やMEO対策、リスティング広告などサイトのアクセス数を増やす施策は様々です。どの対策が1番良いという物はありません。1番大事なのは「サイトの目的」をしっかりと設定し、目的達成に1番効果的な施策を見つけ出すことです。

例えばアクセス数だけを伸ばしたい場合はオウンドメディアやブログなど記事をどんどん投稿するようなサイトが良いでしょう。

それ以外に、アクセスした後にCV(お問い合わせ)へ繋げたい場合はLPとコーポレートサイトを使い分けたり、製品やサービスをよりよく、わかりやすく伝える方法がベストでしょう。

サイトの目的と読み手のことを忘れなければ続ける限りアクセス数が増えるはずです。

ハードルの低い対策から徐々に施策を追加していき、自分のサイトにマッチした施策で検索結果上位を目指しましょう!

諦めずに何度もテストして何が正解に近いか探し出すにゃ!